身体と免疫のお話〜免疫細胞の役割と働き〜
2020/04/28
こんにちは!BiYouオンラインショップです!
全国的に感染が広がっている新型コロナウィルス感染の予防のために手洗いやマスクの装着などが推奨されています。
それに加え、ウィルスから身体を守るために自身の免疫力を上げていくこともとても重要とも言われています。
「免疫力を上げましょう!」…なんとなくよく耳にするようになった言葉ですが そもそも「免疫」って何なの?どうすれば効果的?
今回はそういった疑問について解消していきたいと思います!
免疫とは?
免疫は普段わたしたちの身体を病原体から守り病気にならないよう守ってくれています。
これが免疫の一番大切な働きです。
ではどうやって病原体と戦っているのか?詳しく説明していきましょう。
免疫の主な仕組み
免疫は主に3つの方法で病原体と戦ったり、身体を守ったりしてくれています。
病原体を食べる - 自然免疫
抗体をつくる -獲得免疫
感染細胞を殺す -獲得免疫
私たちの体内では、免疫細胞が日々このような活動をしているのですね。
では、これらの免疫細胞の種類を細かくご説明しましょう。
■自然免疫・・・「好中球」「マクロファージ」など
病原体をやっつける方法として「食べる」という殺し方があります。
自然免疫の主な仕事は病原体を「食べる」ということが主な働きです。
身体を守るために、体内に侵入した病原体にまず初めに戦いに挑みます。
ただこれらの自然免疫ではカバーしきれないものもあります。
それは、血液中に溶けて流れる小さな病原菌や細胞の中に入り込んだ病原体などです。
そこで獲得免疫の登場です。
■獲得免疫・・・リンパ球
病原体を攻撃する働きがあります。
リンパ球の1種「NK(ナチュラルキラー)細胞」は外敵が侵入すると即座に攻撃し、病原体に感染した細胞も破壊します。
また、ウィルスが侵入した知らせを「ヘルパーT細胞」が受け取ると、司令塔となり周囲の免疫細胞に対して「増殖しろ」「分化しろ」という指令を出し、 ヘルパーT細胞より指令を受けた「キラーT細胞」や「NK細胞」は活性化しウィルスを攻撃します。
これらの細胞はリンパ節・脾臓・血液中で活動しています。
少し難しいお話になりましたが
簡単にいうと、体内にウィルスが侵入してくると免疫細胞が攻撃を開始し、私たちをウィルスから守ってくれるということです。
免疫力が落ちるとき
このように、通常は免疫細胞に守られている私たちですが、加齢やストレスなどによりこの「免疫細胞」の働きが弱くなることがあります。通常であればウィルスが体内に侵入して1週間ほどで免疫の活動量が一気に増えますが、高齢者の場合は免疫の活動量があまり増えず症状が悪化しやすくなると言われています。
自分は高齢ではないから…と思っている方も要注意です!
昔に比べて傷の治りが遅くなった…
風邪を引いたら治りにくくなってきた…
疲れやすくなってきた…
手足が冷えている…
上記に当てはまることはありませんか?
これらは全て免疫力が落ちてきている証拠です。
では、免疫を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
日常生活で免疫をあげる一番の方法は、良質な睡眠を取ることだと言われています。
終わりに
今回は免疫の役割と免疫細胞の働きについてご説明させていただきました。少しはご理解いただけたでしょうか? 今回の記事はここまで!
次回は、免疫アップに効果的な良質な睡眠を取る方法をご紹介させていただきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
また次回をお楽しみに♪